事前に知っておきたい荷物配達前の手続き
ニューヨークの高層ビル・高級住宅では、家具や段ボール箱など大型の荷物を業者が搬入する際に、サービスエレベーターの利用や保険証書の提出を求められます。
1.サービスエレベーター
入居先のサービスエレベーター(荷物用のエレベーター)の予約が必要です。
契約書に署名をした後、通常、入居に伴う手続の案内(Welcome mail)が届きます。その案内には、サービスエレベーターの利用できる時間帯、予約担当者、連絡先が明記されています。情報がない場合は、リーシングの担当者にご確認ください。ビルによっては、予約できる時間枠の制限があったり、週末はサービスエレベーターが利用できないこともございますので、先に予約をしてから引越し荷物や家具の配送の手配をされることをお勧めいたします。
2. 保険証書(COI)
搬入業者による保険証書(Certificate of Insurance: COI)を入居先へ提出する必要があります。
COIは、搬入業者がビル内の物を破損するなどの事故を起こした場合に補償できる保険証書です。通常、サービスエレベーターを予約する際に、COIのガイドライン、提出先、担当者などに関する資料が渡されます。引越し業者や家具の搬入業者へその資料をお渡しいただき、搬入前までに所定の場所へCOIを提出していただくようにご依頼ください。
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家具を購入する前に、お店でCOIの発行が可能かをご確認ください。
3. 搬入
搬入日の前日までに、搬入業者からCOIが提出されているかをビルの担当者へご確認ください。
搬入当日は、荷物が到着するとビルのフロントデスクからインターカムまたは携帯電話に連絡がありますので、お部屋で待機ください。家具等の大きな荷物は、フロントでは預かっていただけませんので、不在の場合は荷物は配送元に送り返されます。
また、原則、COIが提出されない場合やサービスエレベーターの利用できない時間帯に荷物が到着した場合は、ビル側が荷物の搬入を許可してくれませんので、ご注意ください。